
付録A
5章VDLモバイル・サブネツトワーク依存収束機能(SNDCF)
5. VDLモバイルSNDCF
5.1 序文
VDLモバイルSNDCFは、以下の記載を除き、ATNマニュアルで規定される標準的なモバイルSNDCFであるものとする。
5.2 新しい機能
VDLモバイルSNDCFは、サブネットワーク・コールの中でコンテキスト(例えば、圧縮テーブル)の維持をサポートするものとする。SNDCFは、同一のパラメータについて折衝される時点で、DTEに対し折衝されたすべてのSVCの中で同一のコンテキスト(例えば、圧縮テーブル)を使用するものとする。SNDCFは、コンテキストを共有する少なくとも2つのSVCをサポートするものとする。
注:ハンドオフはパケットの再発行が予想されるため、圧縮アルゴリズムをVDL全体で使用することは好ましくない。さらに、辞書型圧縮アルゴリズムの実行者は、前にあるいは新しく確立された呼で到来するアップデート問題に注意を要さねばならない。
5.3 コール・ユーザ・データの符号化
コール・ユーザ・データ・フィールドは、以下で修正されるものを除き、ATNマニュアルで詳記されるとおりとする。
5.3.1 ISH PDU
ISH PDUは、発呼要求(CALL REQUEST)及び呼確認(CALL CONFlRMATION)パケットの両方に含まれるものとする。
5.3.2 維持/初期化ステータス・ビット
圧縮技術オクテット(すなわち、コール・ユーザ・データ・フィールドの第6オクテット)のビット5は、SNDCFコンテキスト(例えば、圧縮状態)が旧のSVCから新しいSVCに保持されたかどうかを示すために使用される維持/初期化(M/I)ステータス・ビットであるものとする。
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